ヴァーチャルアワーレコード裏話
一週間以上前の話ですが、ヴァーチャルアワーレコード無事に終わりました。
ライブで視聴されてた皆様、ライブチャットで応援してくださった皆様ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m
今回の記事はヴァーチャルアワーレコード挑戦中に私が何を考えていたか、どんな心境だったのか書いていきたいと思います。
まず何故アワーレコードに挑戦しようと考えたのかというと、zwift部屋をリニューアルした際に前々から欲しかったけどコロナ禍で品切れ状態だったWEBカメラを手に入れて自分の漕いでる姿もライブ配信できるようになりレース動画とくっつけてライブ配信も良いけどヘソ曲がりなので他に何かないか考えた時に思いついたのがアワーレコードでした。
アワーレコードとは1時間一人で自転車で何km走れるかを競う種目
アワーレコードはリアル世界でもzwift内でも初挑戦でして、自分でもどれくらいの記録出るのか見当つかなかったのでとりあえずキリの良い40kmを目標としました。
zwiftのスタートはスタート5秒前くらいから踏んでおくと有利なんですがリアルアワーレコードに習ってそれはやりませんでした。トラックのスタンディングスタート風に立ち漕ぎ(踏み)ダッシュで一気に40km/h以上に乗せようとしました。
40km/h以上に乗せた後もウォーミングアップと自分の調子を知るために数分FTP以上で走り刺激を与えました。この日はジテツウで44km走った後でしたがジテツウは基本強く走らないので体は暖まってても魂は暖まってない状態です。数分刺激与えてみて調子は良くもなく悪くもなくない感触。
一時間走る戦略は「40分くらいまでFTP比90%くらいに抑えてビルドアップ走で一時間丁度で出し切る」でしたが、アップ以後現FTP260W(3.71W/km)に対して90%の234Wくらいに抑えると速度が38-39km/hしか出てなくて初めてで後半の追い上げで40kmに届くかどうか分からなくて不安だったので40km/h乗せてみると245W前後でFTP比にしたら95%くらい、ほぼ全力走かと考えたら一時間が長く感じました。
ケイデンスは終盤の追い上げのために脚を残しておきたかったので100rpmくらいのじゃっかん早めに回してましたが心臓には少し余裕ありました。
一時間で40km走るにあたって以下の中間目標を立ててました。
15分10km
20分13.3km
30分20km
40分26.7km
45分30km
最初の15分ではプラマイゼロくらいだけど今のパワーをキープしてたら少しずつ貯金はできそう、ただし垂れたら終わる背水の陣状態。
13.3km(20分)で数秒貯金ができてきましたが予断は許されない状況。
このあたりからチームメイトのluke先輩、輪友・側溝大尉さんがライブチャットに参戦してきてくれてカメラに向けて何か言ったりしててら少し苦しさが紛れて本当に感謝でしたm(_ _)m
30分くらいでタイム的に少し余裕が出始める。ライブチャットにチーム耐久でお世話になったササ監督参戦してきて愛のあるパワハラコメントでライブチャットが盛り上がりましたm(_ _)m
足も回るようになってきてこのあたりから自然に250-260W出るようになってくるが自分ではオーバーペースな感じはしなかったのでそのままキープする事にしました。
40分頃、zwiftユーチューバー仲間のライドボディさんチャットに参戦ありがたやありがたやm(_ _)m
ライドボディさん動画↓↓
チャンネル登録お願いしますm(_ _)m
45分くらいでゴールと40km越えが見えてきました!
54分(残り6分)でラストスパート開始!ゴールまで300Wオーバーで動画に華を添えたかったが垂れる、280W(4.0W/km)キープも苦しい、レースで意気揚々と仕掛けるけど思ったほど掛からなくて集団の中に戻るようなダサさ(笑)
残り1分くらいで目標の40kmを越えました!最後は絞りカスなりに出し切ってゴールしました。
記録は40.6km 256W
FTP比98.4%でほぼ出し切れたと言えます。ゴール後自転車から転げ落ちて画面から消えてた時間はすぐ近くでぶっ倒れてました(笑)FTPに足りない1.6%はジテツウしてたからって事にしといてください。
尻上がりに上げて最後出し切るグラ(ゴール後も含まれてるので251W)我ながらTT系種目のお手本のような走り方が出来たのではないかと思います、数字はショボいですけど・・・
アワーレコードの世界記録はヴィクトール・カンペナールツ選手(ベルギー)の55.089km。比べたら悲しくなるほどショボいですけど、40.6kmを自分にとっての基準とスタートとします。
【ヴァーチャルアワーレコード挑戦中の環境】
まずマイク。
今回は有線のピンマイクを使用して何か喋る時だけ口もとに持ってきて喋ってました、ほぼFTP強度で走ってる時にわざわざ口もとに持ってくるのが煩わしかったですけど普通のマイク置いてたらハァハァ音だらけの放送事故になってたかもしれないのでこれで良かったのかも。
次に音楽。
アップテンポな音楽にパワーをもらいながら一時間走ろうと考えてましたがイヤホンの線が邪魔くさかった事、ほぼFTP強度で走りながら距離と時間の計算&ライブチャットのコメント読んだり受け応え考えたりするので頭の処理能力がいっぱいになってしまい音楽が雑音と化してたので割と早い段階で聞くのを止めました。
次に心拍計。
普段から乳バンドの締め付け感が嫌いで付けてませんでしたが、ライブチャットのコメントにも追い込み具合が分かるようにあったほうが良いとあり自分でもそう思ったのでこれは導入するべきだと思いました。
話が少し変わりますけど、フォーム。
最初のほうは現実のアワーレコードにならいエアロフォームを取ってました。ペダルに体重かけやすくて高出力を維持しやすかった反面、腰の負担が大きいうえに呼吸しづらくて苦しくなりブラケット持ちのアップライトなポジションの時間が多かったです。1時間エアロフォーム取り続ける事は苦行以外の何ものでもないのでリアルアワーレコードで挑戦する人は本当凄いと思いました。
【ヴァーチャルアワーレコード挑戦してみて】
めちゃくちゃキツかった(笑)しかし、もう二度とやるもんかという気持ちより自分の中の基準ができてそれを越えるためにまたやりたいという気持ちのほうが強いです。
ライブ配信してみてチャットが盛り上がり一人ではない、動画配信で気を配っている3つの「つ」作る・伝える・繋がるの繋がるの部分が強く感じられてやって良かったと思います。
最後にここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。ヴァーチャルアワーレコードのシリーズ化の他にもヴァーチャルキャノンボールなども挑戦してみようと思います。もちろんレース系動画、検証系動画も続けるつもりです。更新頻度はアレですけど今後とも魂狂チャンネルを宜しくお願いします。
【YouTube】
・魂狂チャンネル
https://www.youtube.com/c/tamakyouchannel357
【Twitter】
https://twitter.com/masato_el_azul?s=09
https://www.instagram.com/masatoaoyagi/
【Facebook】
https://m.facebook.com/alexandre.el.azul?ref=bookmarks